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『Istanbul Hat?ras?』
《イスタンブールの思い出》

Crossing the Bridge: The Sound of Istanbul』字幕より

壁にかかる  古ぼけた一枚の写真

一人の老婆が じっと見つめている

時の流れを 瞳の奥に忍ばせて

瞳の奥に 時の流れを忍ばせて

まなざしにあふれる 深い愛と悲しみ

私の胸は しめつけられる

切なさに 引き裂かれそう

老婆の頬は しおれたバラのよう 

この胸の痛みを 今は抱きしめていよう  

彼女がおもむろに 口を開く

その口から もれてきた言葉は

聞いたこともないほど 美しい旋律だった

汚れのない 美しさに満ちていた

絵に描いたような ある秋の日の光景

あの日の輝きを 老婆は夢見ている

あの風景に 再び出会えたなら

燃えるように 美しい紅葉した木々

もう一度 あの風景に出会えたなら

私の胸は しめつけられる

切なさに 引き裂かれそう

老婆の頬は しおれたバラのよう 

この胸の痛みを 今は抱きしめていよう 

彼女がおもむろに 口を開く

その口から もれてきた言葉は

聞いたこともないほど 美しい旋律だった

汚れのない 美しさに満ちていた

懐かしの イスタンブール

はるかなる イスタンブール

美しい過去は 彼女の胸深く

黄金色の文字で  永遠に刻まれている

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